ディレクターは余計なことで悩むより、先にやることがある。

ディレクターの仕事はやることが多いです。
予算とか、段取りとか、アサインとか・・・あれやこれやと、悩む前に、URLリストをつくればいい。

私は仕事の話が来たら、まず初めに現状のURLリストを作ります。

現場から遠ければ遠い人ほどこんなことを言います。
「作るのは新しい方でしょ」「むだなんじゃない」
「それはあるものを使えばいい」・・・・・とりあえずノイズを発してきます。
いつもそうですが、そんな人も仕事が終わったときには、
その有効性がわかりノイズの件は無かったかのようにしてきます。
まあ、その辺はかなり気には障りますが、大人として放置しておきます。

100%いえることは最初に作ったものが最後まで使われ無駄になったことはない
ということです。
ただし、ここで無駄にしない条件があります
すべての項目を記載して、常に最新のものにするということです。
URLリスト>コンテンツリスト>更新・制作管理>TDKリスト>チェックリスト>納品リストになっていきます。
それぞれを作るのではなく1つにしているから無駄になろうはずがありません。
私の管理する資料はたった3つ、このURLリストWBS、ワイヤフレームになります。
途中の書き捨ての修正指示はありますが、たった3つだけなら
忙しいディレクターでも管理ができるのです。
そのためのテクニックはスプレッドシートの「フィルタ」や「グルーピング」を理解する必要があります。(これはどこかで実践編を書きましょう・・・)

ありもののリストがあっても、関係なしに自分のリストを作ります。
ありものに関しては「それ最新?」「正確?」「理解できてる?」
自分が理解して納得がいくものを作ります。

カレーを作ろうが山に上ろうがどうでもいいのですが
材料のリストや地図なしにどうやって段取りやルートを決めるのでしょう?

段取り(スケジュール・工程)を決める前に
現状の素材(IN)と到達する内容(OUT)を明確にしないと正確な判断はできないと思います。

料理を作る前に冷蔵庫の中身も見ないで段取りはできません。
判らなければ判る為に調べることをしなければならないのです。

さて、ここまでは座学や理論は、誰でもできる話です。

ここからが本題

リンクリスト(サイトマップ)をどうやって作るか?

やり方はいろいろな方法が考えられます
・サイトに「サイトマップ」があるか調べる ただし最新じゃない場合もある
・TOPページのメニューのHTMLソースからEXCELに切り出して抜き出す。
そのあと配下やリンクも調べて作成していく
リストができたらリストからURL付きのサイトマップにしていく
エクセルマクロや関数を使って 拡張子 やリンクを抜き出してリストにする・・・・

全体で見えないコンテンツもあるので
・sitemap.xml で総量を確認してみる。
・それでもなければ強制的に作ってしまう

グーグルのツールとか、サイトのエクスプローラとか・・・・
ツールやサービスで「ファイルのリスト」を作成することは可能なのですが
コンテンツの構成を整理できるものではないのが現状です。

ファイルリストからタイトルやディスクリプション・キーワードを抜き出して、
フォルダー構成とディスクリプション やタイトルから整理し直す・・・
時間がかかり、効率が悪い。

結局、どの項目がどこに紐づいているのか?
このページの意図は何かを探るのは
TOPページを開いてメニューの項目を抜き出し・・・(ここは簡易にするテクニックはあります)
項目の詳細を追うことになります。

現状のサイトマップができたらやっと全体が見えてくる
段取りなんてここまで来てやっと、スタート地点

全くの新規の場合も想定で必要項目リストを作ってサイトマップにしていく
これは見積もりや営業にも必要で、何をいくらで売るか正確に知ることができます。

つまり、あれやこれや・・・へんなことを悩むより
ここまでやれば、あとはやること(段取り)なんて見えてくる。

あとは座学通りにすればいい。

ものづくりってどれも一緒
プラモもパーツリストと設計図があって初めてスタートできます・・・・
まあ私の場合は設定図通りの順番ではないですけど・・・ではまた

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