WEBディレクターの仕事

WEB制作の仕事をしていると、決定しなければならないことが数多く発生します。
サイト構成、ページ内容、原稿、画像…
共通して言えるのは、「後で決めよう」としても、後回しにするだけで解決にはならないということです。「確認すること」は必要ですが、「決断」を先延ばしにすると、時間=コストが失われてしまうだけです。

よく聞くのが、Webサイトやシステム構築のプロジェクトが進行遅延しているという話です。
プロトタイピング、ウォーターフォール、アジャイルなど、プロジェクトの進行方法を見直すことで改善を試みることはあります。
プロセスを共有することには一定の効果があると思いますが、最も重要なのは、「いつ、どこで、何を」「誰が決定するか」です。

先ほど挙げた方法論も、決定を速やかに行うためのプロセスを体系化したものです。
つまり、どのプロセスを選んだとしても、決定することを明確にしない限り、いかなる方法も進行を遅らせるだけです。

決定が明確になることで、プロジェクト全体の進行が加速します。

WEBディレクターの役割

WEBディレクターの仕事は、まさに「判断する」ことです。
小さな決定を積み重ねることで、プロジェクトを進めていくのがディレクターの役目なのです。

では、どのように決断を下すのでしょうか?
それには、判断基準が重要です。
普段、どんな基準を持って判断しているのでしょうか?

  • 安全か?
  • ルールに従っているか?
  • サイトにとって必要か?
  • 使いやすいか?
  • 見やすいか?
  • 更新頻度は適切か?
  • 共通化されているか?
  • コストや時間の制約はどうか?

これらの基準が曖昧になっていませんか?

「決定する」「決定させる」ことは、訓練することで大幅に時間短縮ができます。
私たちも日常的に様々な決定を行っています。

身近な例

例えば、飲み物や食べ物を選ぶとき、どんな基準で選んでいますか?
メニューを見て、なぜその選択をしたのか自分自身で振り返ってみてください。
その判断の過程を認識し、決定の「トレース」を行うことで、基準が見えてきます。
「なんとなく」とか「好き嫌い」ではなく、もっと明確な基準に基づく決断ができるようになるはずです。

ランチでも飲み物でも、即決できるようになるでしょう。
また、「決定しない」「任せる」判断もできるようになると思います。

もちろん、決めたことが必ず実現するわけではありません。
実現する方が少ないかもしれません。しかし、何かを決めない限り物事は進みません。
変更するための土台となる「決定」がなければ、物事は先に進まないからです。

さて、こんな時間ですね。今日の食事は…決まり!
ではまた。

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