Webディレクターの評価

今回は、Webディレクターの評価に関する愚痴めいた話をしてみます。
ディレクターという職業は、名乗るのも自由ですし、会社によっては単なる役職として指名されることもあります。
そのため、何を基準にして仕事を評価すれば良いのか、悩みながら仕事をしているWebディレクターは多いのではないでしょうか。
Webディレクターの仕事は、評価されにくいものです。そもそも基準が曖昧だからこそ、上手くいって当たり前、上手くいかなければ責められることが多い。少し残念な役職でもあります。
完成したページ自体は「できて当たり前」という考え方が強いので、「誰でもできるんじゃないか」「ディレクターは必要ないのでは?」といった声が上がったり、「楽しそうにしてる」「おいしいところだけ持って行ってる」といった陰口も聞かれることもあります。
では、なぜWebディレクターの評価は難しいのでしょうか?
- 進行管理と品質管理が混ざり、雑用係に見える
- 機能性や使いやすさ、数値にしにくいものを扱っている
- WEBディレクターの影響範囲が限定されることが多い
- 同じ条件で異なるものを作ることが少なく、比較が難しい
評価しようにも、比較が難しいのです。
では、頑張っている人、常に忙しくしているのが良い評価につながるのでしょうか?
「Webディレクターが忙しい」という状態って、果たして良いことなのでしょうか?
例えば、「管制塔がフル稼働している空港」を想像してみてください。常にフル稼働で管制官がテンパっていたら、怖くて仕方ないですよね。
それと同じことがWEBディレクターの現場でも起きていれば、業務に不安を感じるかもしれません。
結局、評価をするためにはどうすれば良いのでしょうか?
WEB業界は広告の一部でもあるので、客観的な数字をもとに予算や期間、制作プロセスなどを参考にして自分自身で評価していくしかありません。
良い仕事をするために振り返りは必要ですが、他人の評価に悩むくらいなら、気にしない方が良いかもしれません。
他人の評価ではなく、次の点で自分自身を評価しましょう。
- 目的は達成できたか?
- 新しいことに挑戦できたか?
- 妥協せずにやり遂げたか?
- 効率的に進められたか?
自分自身で「厳しく」評価することこそが大事です。
私自身、100%完璧な仕事をしたことはありません。
もしそれができたら、仕事がつまらなくなり、やめてしまうのではないかとも思っています。
心の健康を保ちながら、ストイックに自分を見つめることができないと、この仕事は続けられないかもしれません。それがWEBディレクターという仕事なのだと思います。
「楽な仕事」をしているのと、「仕事を楽にしている」のでは、全く意味が違います。
Webディレクターの評価は本当に難しいと思いませんか?
おそらく、経験豊富な先輩方でなければ、理解できない部分も多いはずです。
さて、今日も楽に仕事をして帰ります。
では、また。
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