WEBディレクターになる前に・・・

■WEBディレクターとはどんな人?
〜「自分にとってのWEBディレクター像」を考える〜
いきなり質問で申し訳ないです。
あなたは、希望してWEBディレクターになりたいのでしょうか?
もし希望しているとしたら、その理由は何でしょうか?
あなたにとっての「WEBディレクター」とは、どんな存在ですか?
私なりの答えは後述しますが、これはとても重要なことです。
私は「多くの人は、自分の思う以上のものにならない」と考えています。
仮に、思った以上の成果が出せていたとしたら、それは「奇跡」かもしれません。
それは「毎回起こるはず」と凡人が期待してしまうようなものではありません。
私は制作スタッフの責任者だったことがあり、採用も業務の一つでした。 ディレクター、デザイナー志望の様々な方とお会いする機会がありました。
その時に必ずする質問がありました。
それが、「あなたにとって、WEBディレクター(デザイナー)とは、どんなひとですか?」なのです。
カタカナ言葉の「職業イメージ」だけで答える人はたくさんいました。
これは、何が正しいかを問うものではありません。
どれだけ真剣に、仕事について考えているかを知るための質問なのです。
それが明確にならないと長続きしないので、お引取りいただいていました。
私なりの答えは、「WEBディレクターとは、目的のために、要・不要を判断して、実行する人」
これを中心に捉えると惑う事がなくなりました。
『そんなの当たり前だよ』と思う人もいるかもしれません。
言うのは簡単ですが、実際にそれをやり遂げるのは非常に難しいことです。
どんなにシンプルに見えることでも、実行するには本当に多くのスキルや経験が求められます。
理解することと実行することは別ものです。
料理評論家ではなく、料理人がそれです。
たとえおいしい料理がどう作られているかを知っていても、それを実際に作り上げるのは全く別のスキルが必要なのです。
実際に「WEBディレクター」として求められるのは、単なる知識やアイデアではありません。
理解していることを現場で実行に移せるかどうかが、ディレクターとしての真価を試される瞬間です。
どれだけ優れた計画を立てても、実行できなければ意味がありません。
「実行力」を発揮する場面は多々あります。
例えば、納期に間に合わせるために計画を再調整したり、メンバーのモチベーションを維持しながらタスクを遂行させたりすることは、知識や理論だけでは解決できません。実際に現場で起きる問題をどう解決するか、どうしても見過ごせない詳細に気を配りつつ全体を俯瞰することが成功への鍵です。
具体的には、作業工程の入れ替えや、必要な素材の入稿・量の調整、手戻りを最小限にする工夫が求められます。
これらの調整を進めることで、納期を守りつつ、チーム全体が円滑に作業を進められるようになります。
メンバーのモチベーションを高めるためには、進捗を適切に確認し、フィードバックを早期に行い、全員が自分の役割を明確に理解できるようにすることが重要です。
だからこそ、「WEBディレクターとは?」という問いに自分なりの答えを持つことが、
他の役割を理解する第一歩になるのです。
プロデューサーとは、デザイナーとは……。
それぞれの立場が、自然と見えてくるようになります。
そうすることで、役割分担やお願いの仕方が変わるはずです。
自分の役割を意識することで、たとえば、プロデューサーとのやり取りでは「予算やスケジュールをどのように調整するか」を、デザイナーとのやり取りでは「ユーザーにどんな体験を提供するか」を、具体的に提案できるようになります。
それぞれが自身の役割に集中し、調整を行うことで、全体の流れがスムーズに進むようになります。
役割が明確になればなるほど、全体の作業効率が上がり、プロジェクトが順調に進みやすくなります。
なんてことを言いだすと、ほんとにやめたくなってきたでしょ(笑)
なので、あなたなりの答えを、とことん突き詰めて考えてみてください。
実は私の本当の職業は……内緒です。
でも、WEBディレクターという役割に真剣に向き合ってきたのは、本当の話。
ではまた。
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