PCの世界では、一般的な作業では、ありえないことが沢山起こります。
組み合わせ次第で魔法のように一瞬で解決したりします。


あなたが、ファイルを100個コピーしようとしたらどうしますか?
数字をつけた名前に変えて、フォルダを指定して準備するとしたら…
修行と割り切ってやりますか?

まさか!?ファイルを選択してコピーを繰り返すわけでは無いですよね?

これが1,000個だったらどうでしょう? 1万個だったら?

聞いた途端に憂鬱になりそです…

しかし、早くて、簡単で、やり直しが効いて、正確な方法があります。
「ファイル コピー」でグーグル先生に聞いてみましょう。何が表示されますか?


コマンドやツールが沢山紹介されるはずです。
あなたはどんなものを選びますか?。

「やった」とばかりに、いきなり[ツール]に飛びついてはいけません。

慎重に選んでみてください。

ここではどんなものを選ぶと良いでしょう?

私は、こんな基準で選ぶようにしています。

「低価格」で「どこでも手に入り」「長く使える」ものです。

そう、まず初めに確認すべきは、「DOSコマンド」からなんです。

コマンドと言うと難しいイメージがするかも知れませんが一つ一つは非常に簡単なことです。
「コピーコマンド」を見てみると
「コマンド」+スペース+/+[パラメータ]+スペース+「目的のファイル」+スペース+「コピー先ファイル」 
といった単純な形をしています。

これで1つの命令(コマンド)を実行することができます。

今回の場合は100個のコピーなら100行、1,000個コピーなら1,000行のコマンドを用意すればいいことになります。

やっぱり大変?
1つ1つ入力する気ではありませんか?

「DOSコマンド」 コマンドを一まとめにして実行するための「バッチ」と言う処理があります。
あらかじめコマンドーリスト形式で用意して順番に実行するものです

1,000行はやはり大変??
と思うかもしれませんが、あるソフトを使えば簡単に作成することができます。

勘のいい人なら思いつきますね。
たくさんのデータを使う「表計算ソフト」です。
(エクセル限定ではありません。)

例えば  「fileOrg.txt」ファイルを 「¥folder1〜5 」フォルダー に 
5個づつ番号をつけてコピーするとしましょう。

コピーするためのコマンドはこんな感じだと思います。

CP fileOrg.txt ¥folder1¥file001.txt 

1行が正確に動けばこれを沢山用意することになります。

これを1行目のように記載して
必要項目を表計算の要領で埋めていきます。

全て埋まったコマンドたちを全選択して、「テキストエディター」に 貼り付けます。

CP  fileOrg .txt ¥folder 1 ¥file 001 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 1 ¥file 002 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 1 ¥file 003 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 1 ¥file 004 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 1 ¥file 005 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 2 ¥file 001 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 2 ¥file 002 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 2 ¥file 003 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 2 ¥file 004 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 2 ¥file 005 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 3 ¥file 001 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 3 ¥file 002 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 3 ¥file 003 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 3 ¥file 004 .txt
CP  fileOrg .txt ¥folder 3 ¥file 005 .txt

↑こんな感じなったものを、「テキストエディター」上で「置換(おきかえ)」して

CP fileOrg.txt ¥folder1¥file001.txt
CP fileOrg.txt ¥folder1¥file002.txt
CP fileOrg.txt ¥folder1¥file003.txt
CP fileOrg.txt ¥folder1¥file004.txt
CP fileOrg.txt ¥folder1¥file005.txt
CP fileOrg.txt ¥folder2¥file001.txt
CP fileOrg.txt ¥folder2¥file002.txt
CP fileOrg.txt ¥folder2¥file003.txt
CP fileOrg.txt ¥folder2¥file004.txt
CP fileOrg.txt ¥folder2¥file005.txt
CP fileOrg.txt ¥folder3¥file001.txt
CP fileOrg.txt ¥folder3¥file002.txt
CP fileOrg.txt ¥folder3¥file003.txt
CP fileOrg.txt ¥folder3¥file004.txt
CP fileOrg.txt ¥folder3¥file005.txt

こんな感じにすることができます。あとは「バッチ処理」xxxxx.bat と名前を付けたファイルを作ればダブルクリックで実行され、コピーしてくれます。

たとえ、バッチが間違っていても問題なし、 この方法なら修正も簡易です。
正しく実行するようにバッチの修正を繰り返せば完成です。(失敗で、できたファイルは消さないといけないですが・・・)

まだ、100個を手でコピーしようとしていますか?

「バッチ」はシンプルな「プログラム」です。
そのシンプルなプログラム表計算ソフトテキストエディターのそれぞれの機能を使って繋ぎ合わせるだけ「早くて、簡単で、やり直しの効く、正確な方法」になります

どこかのツールで作業するよりも応用が利くようになります。

何より、面倒くさがりの私にぴったり。
毎日つかうものは同じようなバッチで「効.率.化.」しています。
(横着ではありません)

↑こんな感じでお便利ツールを作ってます。


これでファイル名も悩みません。
お試しあれ。

ではまた。

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