デザインの評価

ディレクターにとっての「デザイン」というのは、どのようなものでしょう。
「デザイン」を難しいと思ってはいませんか?
美術(アート、ポップカルチャー)などの「デザイン」は多種多様で、評価方法も沢山あります。難しく思えるかもしれません。
でも、ウェブやチラシなど、広告に使う「デザイン」は、一定の目的を持って作られるもので
商業デザインとも呼ばれます。
この商業デザインを考えてみれば、そう難しくはありません。

目的を達成するために一定の要素を押さえていれば、評価することは可能です。

では、どんな基準で評価したらいいでしょう。
それが今回のテーマです。

商業デザインの大前提として、広告として伝えたい事が判ること、法令で守るべき要素などが含まれている事は、絶対です。
(広告として、やってはいけない「景表法」の話はそれなりのボリュームが必要なので、また別の機会に…)
なので、必要項目が全て揃っている必要が有ります。出来れば、完成原稿。少なくても校了直前のものが望ましいです。
要素が不明瞭だと不明瞭なデザインで不明瞭な評価にしかなりません。
はっきり言えば、何をデザインして、何を評価しろと言うのか?全く話になら無くなります。
(少しテーマからは、外れてしまいますが…要素が揃わない時は、デザインなんて起こさない方がいいので、そこまで戻りましょう。)
なんのかんの前提条件が揃ったとして….

最初に見るべき点は、統一性です。
文字フォントの種類や大きさ、表示開始位置などが一定のルールに従って正しく適用されているかです。
基本的な項目で、ここがバラバラになってしまうと商業デザインとは言えません。

次に観るべきは、配色です。
ここは人によって評価が分かれるところです。個別の細かい部分にフォーカスするのではなく、全体のイメージを捉えるといいかもしれません。
色の選択については、目的によってイメージの配色カラーチャートを利用するといいでしょう。

配色カラーチャートは、イメージに合わせて、支配色や差し色を選択したものです。

キーカラーで選べる配色見本ハンドブック 改訂版
http://books.rakuten.co.jp/rb/12901077/

感情を表す色、言葉のイメージを表すカラーチャート
http://ironodata.info/colorscheme/words/

色彩と心理の関係ー「配色」をブランディングに活かそう!
https://digitalidentity.co.jp/blog/creative/color-psychology.html

など参考になるサイトや書籍があるので、少しのぞいて見てくだい。
チャートの多くは、カラーパレットのみを表示しているので、支配色(メインカラー)と差し色(サブカラー)の比率にも注意する必要があります。
沢山の色を使い同じバランスで配色すると、全体のイメージをそこねる場合があります。

最後に全体レイアウトになります。
前の2つの項目も含めて、必要な要素を適正な位置に置く必要があります。
いくつか要点だけをまとめると、
・優先順の高いもの同士は、近づけない。
・余白もデザインの一部
・シンメトリ(左右対称)とそうでない区分け
・グルーピング(関連事項の接近)
・文字のジャンプ(大きさのメリハリ)
そして、WEBに関してのみ・・・テキスト要素は制御項目が低いということです。
要点なので、あえて崩して強調する場合もあります。

そんな風にみると、デザインの全てに理由が見えてくるはずです。

決してデザインは難しいものではなくありません。

Design Basic Book第2版 
はじめて学ぶ、デザインの法則
http://books.rakuten.co.jp/rb/6483040/

このような本を一度読んで見てください。

WEBディレクターは、「デザイン」のためにページを創るのではなく、
目的のために「デザイン」を利用すれば、良いと思います。

さあ今日も、目一杯、デザインを利用しましょう・・・
ではまた・・・